経営者の特徴が与える業績への影響

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    資料の原本内容

    経営者が業績に与える影響
    法政大学 竹口ゼミ
    3年 雪竹 あゆみ
    2年 東 佳佑
      羽原 沙織
    宮下 奈つめ
    ~業績を伸ばす、理想の経営者像を求めて~
    目次
    1、導入
    2、分析&考察①   
    3、分析&考察②
    4、総括  ☆理想の経営者像の発表☆
    5、参考文献
    1、導入
    経営者の定義
    近年の経営者の現状
    経営者交代において、
    かつてあった“王道”が崩れつつある。
    近年の経営者に見られる特徴
    〘最年少〙
    日経ビジネス2008.4.28-5.5合併号より抜粋
    テーマ設定の理由
    〘異色〙
    〘異例〙
    〘異色〙
    〘異例〙
    〘最年少〙
    丸紅
    朝田 照男
    マイクロソフト
    日本法人
    樋口 泰行
    エイチ・アイ・エス
    平林 朗
    商社では異色の
    財務部門出身からの就任
    社外2社の社長を
    経て就任
    最年少取締役からの就任。
    弱冠40歳
    ‘王道’=
    その会社で正統とされている就任方法
     (特徴) 社内順当、高齢
    経営交代が行われるタイミング
    ☆経営者交代とは?☆
     有効なガバナンスが機能しているかどうかの判断材料 
    経営者交代は、業績を維持
    もしくはUPさせるために
    行われるんだね!
    ①単なる世代交代
    ②経営成績が悪い時
    ⇒業績の向上、現状維持
    ⇒業績の改善
    近年、経営者の特徴が変わってきている。
    経営者交代は、業績を伸ばすために行われる。
    業績を伸ばす経営者には何か共通する特徴があるのでは?
    業績の伸びと経営者の特徴に関係性を見つけ、理想の経営者像を見出そう!!
    予想
    回帰分析を使う。
    対象:2005年に経営交代を行った企業の社長207人
    説明
    説明できる=関係性がある!!
    2、分析&考察①
    業績を伸ばす経営者の特徴①
    就任時の年齢が高いほど、
    時価総額の伸び率が高い!!
    年齢は比較的高め
    ばらつきがある
    就任方法で場合分けしてみた。
    社外
    社内
    業績を伸ばす経営者の特徴②
    就任方法が「社内」の場合
    社内歴が長い
    社内から選任された経営者は、
    就任までの年数が長いほど
    時価総額の伸び率が高い
    業績を伸ばす経営者の特徴③
    社外から選任された経営者は、
    就任までの年数が短いほど
    時価総額の伸び率が高い人が多い
    就任方法が「社外」の場合
    社内歴が短い
    分析結果まとめ
       業績を伸ばす社長の特徴は・・・
    就任時の年齢
      年齢が高い
    就任までの年数(社内歴)
      社内ー社内歴が長い
      社外ー社内歴が短い
    以上の場合に
    時価総額の伸び率が高い!!
    Q.時価総額を上げるには?
    ⇒株主からの信頼が必要
    ◆株主が信頼できる経営者の条件
    1)経営に対する安心感がある
    2)早期に結果を期待できる
    時価総額=企業の価値や値段を表す指標
    考えられる要因
    就任時の年齢が高い
    ・社会のノウハウを熟知している
    ・業務の成功や失敗を幾度となく繰り返してきた
    ⇒経験豊富である!!
    経営に対する安心感がある
    考察「時価総額×就任時の年齢」
    なぜ年齢が高いほど時価総額が高いのか?
    社内から選任された人
    ・長年、自社の経営を見てきている
    ・歴代の経営を知っているので、自分の経営に取り入れられる
    考えられる要因
    経営に対する安心感がある
    なぜ社内から来た経営者は就任までの期間が長いいほど時価総額の伸び率がいいのか?
    「時価総額×社内×就任までの期間」  
    社外から経営者を選任する場合
      =会社の業績が悪い時
    ・高い能力を買われて他社から来る場合が多い
    ・短期間で業績の改善が期待される
               
      
    考えられる要因
    早期に結果が期待できる
    「時価総額×社外×就任までの期間」  
    なぜ社外から来た社長は就任までの期間が短いほど時価総額の伸び率が高い人が多いのか?
    3、分析&考察②
    ここからは・・・
    経営者の
    「身体的特徴」に注目☆
     眼鏡をかけている人に対する周りの意識調査
      1位 知的
       2位 まじめ
         3位 神経質
           4位 冷静
             5位 おしゃれ
    株式会社K10のホームページより参照
    時価総額の伸び率が平均(9%)以上の場合
    めがね有・・・41人
    めがね無・・・12人
    合計     53人 
    業績を伸ばす経営者の特徴④
    眼鏡を掛けている
    時価総額の伸び率が平均(9%)以上の場合
    黒髪・・・26人
    白髪・・・27人
    合計   53人
    黒髪:白髪
    =1:1
    黒髪:白髪= 1:1
    ⇒髪の色は関係ない!!
    疑問
    髪の色ではなく、髪の量は関係しているのか??
    3、毛髪量
    涼しい
    やや涼しい
    毛髪量が普通の人が圧倒的に多かった!
    まとめ
    社長とは企業の象徴であり、
    企業そのものを表す存在である!
    ⇒社長になる人は、身だしなみに気をつけている!?
    例)育毛剤使用、かつらetc
    4、総括
    理想の経営者像の発表!!
    ☆業績を伸ばす理想の経営者像☆
    項目
    就任時の年齢
    60歳前後
    就任方法
    社内順当
    社内歴
    長い    
    めがねの有無
    有り
    黒髪or白髪
    どちらでも良い
    髪の毛の量
    普通
    5、参考文献
    図解でわかる回帰分析
       著:涌井良幸、涌井貞美
    日経ビジネス
       2008.4.28-5.5合併号
    経営交代の効果とガバナンスの影響
        早稲田大学ファイナンス総合研究所
    FQ
    日経テレコン
    各企業のホームページ(写真検索のため)
    END
    ご静聴ありがとうございました
    只今から竹口ゼミの発表を始めさせていただきます(一同礼)
    今回私たちは、昨年後期のゼミで行った研究について、発表します。
    研究テーマはスライドにもある通り、「経営者が業績に与える影響」というものです。
    このテーマの下に研究を進めることで、最終的に「業績を伸ばす経営者の理想像」を描き出しました。
    どうぞ、レジュメを参照しながらお聞きください。
    1
    こちらが目次となっております。
    導入部分で研究までの流れと研究の手法を説明した後、
    私たちが行った2つの分析の結果と考察を述べ、
    プレゼンの締めくくりに研究によって導き出した理想の経営者像を発表したいと思います。
    2
    ではまず、研究までの流れとその手法について説明したいと思います。
    3
    今回私たちが注目した経営者とは、会社の仕組みでいうと「代表取締役社長」のことを指します。
    4
    その経営者について、日経ビジネスである興味深い記事を見つけました。
    それは、近年、経営者交代において、かつてあった「王道」が崩れつつあるとういうものでした。
    そして、王道以外で就任した経営者の特徴として、
    「異色」「異例」「最年少」という特徴が挙げられていました。
    5
    経営者交代の「王道」と言うのは、その会社で正統とされている就任方法のことで
    王道で就任した社長の特徴としては、社内順当で、ある程度年をとっていることなどが挙げられます。
    それに対する「異色」「異例」「最年少」という特徴を持つ社長は、このような就任の仕方をしています。
    記事の中では、彼らのような社長が、目立ってきているとのことでした。
    さて、経営者は経営交代が行われることによって変わるのですが、
    一体どういうときに経営交代は行われるのでしょうか?
    6
    経営者交代が行われる状況として、次の2つの場合が考えられます。
    まずは、単なる世代交代です。
    この時、後任の社長には業績の向上か現状維持が求められます。
    次に経営成績が著しく悪い場合です。
    この時、後任の社長には業績の改善が求められます。
    よって、経営者交代とは業績の向上、もしくは現状維持のために行われるということが
    少なくとも言えると思います。
    このことから、経営者交代後の業績を見ることで、交代後に就任した社長が
    上手く会社を経営できているかどうかを判断することができると思います。
    7
    そこで私たちは経営者の特徴が変わってきているという記事と、
    経営者交代が業績を伸ばすために行われるということから、
    業績を伸ばす経営者には何か共通する特徴があるのではないのかと予想しました。
    そして業績の伸びと経営者の特徴に関係性を見つけることで、私たちなりに理想の経営者像を導きだせるのではと思い、
    研究を進めました。
    8
    今回の研究で業績の伸びと経営者の特徴に関係性を見つけるために、私たちは回帰分析を用いました。
    2005年の間に経営交代を行った企業の社長207人を対象として、
    時価総額を業績と定義し、分析を行いました。
    被説明変数に業績の伸び率、説明変数に経営者の特徴を数値化して使い、
    経営者の特徴で業績の伸び率を説明できるかできないかを確かめます。
    説明できると結果に出れば、関係性があると言えます。
    9
    それではまず1つ目の分析について結果と考察を述べたいと思います。
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    お手元にあるレジュメの1ページ目をご覧ください。
    使用した回帰モデル①からは、業績の伸びと就任時の年齢に関係性があることが分かりました。
    こちらは、関係性が一目で分かるように結果を散布図に表したものです。
    三角形のマーカーの一つ一つが、経営者一人一人だと思ってください。
    散布図からも分かるように、伸び率の高い経営者は55歳以上に多く見受けられます。
    よって、このことから次のことが言えると考えられます。
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    就任時の年齢が高いほど、時価総額の伸び率が高いことから、
    業績を伸ばす経営者の特徴の1つ目として、「年齢は比較的高め」だということが言えます。
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    次に、業績の伸び率と就任までの年数についても関係性を調べてみたのですが、
    回帰モデル①からは良い結果を得ることができませんでした。
    散布図で示しても分かるように、就任までの年数にはかなりばらつきがあります。
    13
    そこで、就任方法で場合分...

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