最後に減価償却費の記帳方法について学習していきます。今までの学習で固定資産の価値の減少分を費用として各期間に配分することを学んできました。その価値の減少分は、単純に固定資産の取得原価から差し引くことになるのですが、そこでの処理方法が直接法と間接法とに分かれます。その内容を見ていきたいと思います。
直接法は減価償却費を単純に固定資産勘定から差し引くのに対して、間接法は減価償却累計額(げんかしょうきゃくるいけいがく)勘定を使用して、間接的に固定資産の実質価額を表示させる方法なのです。減価償却累計額はその名の通り、価値の減少分を費用化した金額の合計額になります。とりあえず下記の仕訳を見てください
最後に減価償却費の記帳方法について学習していきます。今までの学習で固定資産の価値の減少分を費用として各期間に配分することを学んできました。その価値の減少分は、単純に固定資産の取得原価から差し引くことになるのですが、そこでの処理方法が直接法と間接法とに分かれます。その内容を見ていきたいと思います。 直接法は減価償却費を単純に固定資産勘定から差し引くのに対して、間接法は減価償却累計額(げんかしょうきゃくるいけいがく)勘定を使用して、間接的に固定資産の実質価額を表示させる方法なのです。減価償却累計額はその名の通り、価値の減少分を費用化した金額の合計額になります。とりあえず下記の仕訳を見てください。
上記の①の仕訳が直接法、②の仕訳が間接法になります。 普通に考えれば①の処理で問題はなさそうですが、②の間接的な仕訳を行うことにより、固定資産の取得原価が試算表で一目瞭然なので分かりやすいメリットがあります。具体的には、減価償却累計額は貸方項目ではありますが、負債でも資本でもなく、難しい話になりますがあくまで固定資産の控除項目であると考えて下さい。そうする事によって取得原価と現在の実質価額の...