チタバリレポート

閲覧数1,827
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    無機工業化学実験
    課題実験実験レポート
    「チタン酸バリウムの合成と誘電率測定」
    〔目的〕
    強誘電体として広く用いられているチタン酸バリウム(TiBaO3)を例として無機材料の合成について学び、またその測定として電気化学測定を用いる。
    また、コンピュータを用いたXRDシミュレーションについても知見を得る。
    〔実験原理〕
    ○チタン酸バリウム(TiBaO3)
     チタン酸バリウムは、強誘電体として広く用いられている。その比誘電率は室温で1,000以上と高い数値を示す。
     歴史的には、TiO2が比誘電率の比較的高い(およそ100程度)材料として有名であったが、チタン酸バリウムの発見は、その誘電率が驚異的に高いことから、チタン酸バリウムが強誘電体として広く用いられるようになった。
     以下Fig.1に、ペロブスカイト型構造であるチタン酸バリウムの単位格子を載せる。Fig.1は、あくまで室温条件での形であり、温度によって相転移を経て様々な晶系をとる。たとえば、二次相転移温度である120℃付近では、Fig.1のような正方晶系から、より規則性の高い立方晶系へと相転移する。
     この晶系の変化は、誘電率に非常...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。