アジア史 第一設題

閲覧数1,573
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「中国社会を理解するキーポイントの一つに儒教がある。中国歴代の王朝は儒教をどうのように取り扱ってきたのか、具体的事例をふまえて述べなさい。」
    儒教とは、中国の孔子を祖とする伝統的な学問である儒学の教えである。儒学は、仁と礼を根本概念として、修身に始まって治国平天下にいたる実践をその中心課題としている。
    はじめに儒教の創始者、孔子の略歴とその思想について述べてみる。孔子(紀元前551~紀元前479)は、春秋時代、宋の魯国に生まれた。幼い頃に両親をなくして、身寄りのない孤児ながらも、苦学して学問を修めたという。孔子が説くところの思想の根本は「仁」で、仁が様々な状況において実践されることによってこそ、道徳が保たれると説いた。また中国古来よりの呪術的なものや、祖先崇拝的な考え方を「礼」という言葉で捉えたのである。そのため儒教は仁という人道的な側面と、礼という長上者を敬う身分制度の双方を持つにいたった。
     このような思想を掲げた孔子は、50歳のとき魯の大臣になったが、理想を果たせず、紀元前479年に地位を捨てて諸国をめぐる旅に出た。しかしながら孔子の思想を受け入れる国は無く、紀元前483年69歳...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。