目的
I-を触媒とするH2O2の分解反応を、発生するO2ガスの体積変化を追跡することにより測定し、その分解反応速度式を求める。
データ整理の過程で濃度(モル濃度、規定度、当量など)の概念を理解する。
実験方法
・試薬の作成
a.0.5N KI溶液100ml(メスフラスコ)
8.3gのKIを100mlの水に溶かし、調整後は褐色瓶に保存した。
b. H2O2溶液200ml(メスフラスコ)
濃H2O2溶液20mlをとり、200mlメスフラスコを用いて10倍希釈した。
c.0.01N Na2S2O3・5H2O溶液200ml(メスフラスコ)
0.496gのNa2S2O3・5H2Oを200mlの水に溶かした。
d.でんぷん指示薬
100mlの水に半匙分のでんぷんを加え、さらに加熱し完全に溶かした。
e.6N H2SO4溶液
36N 濃硫酸H2SO4 15mlを6倍に希釈。75mlの水をメスシリンダーで測りビーカーに移し、ガラス棒でかき混ぜながら36N 濃硫酸15mlを除々に加えた。
f.0.5N KMnO4溶液250ml(メスフラスコ)
3.95gのKMnO4を250mlの水に溶かした。
O2ガス...