1.はじめに
今、様々な資料を読んできてどちらの立場にも立ちかねる状態にいる。ついこの間まで有事法制の概要程度の内容しか知らず深く考える事もなかった。しかし多くの問題点を知り、考えれば考えるほど一概に賛成するとも反対するとも言えないことに気がついた。ただ一つ言えることは賛成するにせよ、今のままの有事立法ではあまりにも定義が曖昧すぎると思う。世界は日本だけではないし、日本には平和憲法というものがあるがそれをどこまで守り抜くことができるかはわからない。平和憲法を守れば平和は守られるという意見も読んだが、それは大きな間違いだと思う。どんなにそう思い込んでいても、「もしも」他国からミサイルが一発飛んできたとしたら、その平和は崩れ去る。その「もしも」の時、それが有事だという。たとえ個々人が平和憲法を尊重しても平和は崩れる時は崩れてしまう。個人の価値観に相違があるのは当たり前のことだが、法案が通った時に政府側の独断の下に個人の行動が統制される、そしてそれに逆らえば罰せられる、これはあまりにも無茶でおかしなことと思う。
2.日本においての方向性
問題点は数え上げればきりがないほど挙げられる。そしてそれをひとつずつ検証し、改善案をあげることは非常に難しい。むしろ私にそれができるのならば、有事法制はこのような大きな問題とはなっていないだろう。そこで日本において、このように数ある問題点をどうして解決の方向に持っていくことができないのかを考えた。
日本を見ていると、問題の視野が狭く一点を見がちであると思う。また、物事の順序というものを良く考えていないようにも思える。
平和が大切ということは誰でもよくわかっていることである。それを言っているだけではなにも状況は変わらないということも知っている。この先の展開が日本では「攻められてしまっては大変なので軍隊を持つ」という方向へと発展する。
有事法制を考える
1.はじめに
今、様々な資料を読んできてどちらの立場にも立ちかねる状態にいる。ついこの間まで有事法制の概要程度の内容しか知らず深く考える事もなかった。しかし多くの問題点を知り、考えれば考えるほど一概に賛成するとも反対するとも言えないことに気がついた。ただ一つ言えることは賛成するにせよ、今のままの有事立法ではあまりにも定義が曖昧すぎると思う。世界は日本だけではないし、日本には平和憲法というものがあるがそれをどこまで守り抜くことができるかはわからない。平和憲法を守れば平和は守られるという意見も読んだが、それは大きな間違いだと思う。どんなにそう思い込んでいても、「もしも」他国からミサイルが一発飛んできたとしたら、その平和は崩れ去る。その「もしも」の時、それが有事だという。たとえ個々人が平和憲法を尊重しても平和は崩れる時は崩れてしまう。個人の価値観に相違があるのは当たり前のことだが、法案が通った時に政府側の独断の下に個人の行動が統制される、そしてそれに逆らえば罰せられる、これはあまりにも無茶でおかしなことと思う。
2.日本においての方向性
問題点は数え上げればきりがないほど挙...