教育方法学Ⅰ 【1単位目】

閲覧数1,560
ダウンロード数34
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    教育方法学Ⅰ 【1単位目】

    1.我が国の教育方法の歴史をまとめた上で、今後の課題を整理せよ。

    2.問題解決学習について調べ、具体的な実践例を考えよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育方法学Ⅰ
    【1単位目】
    (1) 我が国の教育方法は、学習者が教育施設に通うようになってから意識された。それは、組織的な教育機関が一般化された江戸時代からだと考えられる。江戸時代には寺子屋があり、ここでは手本を学ぶ、または真似るという手習いが尊重されたのである。
     明治においては、近代国家の誕生と共に、政府主導による統一的な学校教育体制が整うこととなった。明治5年の「学制」発布以降、教員養成のための師範学校が整備され、実物や学習者の直感を大切にし、発言を求める教育方法であった。
     大正期に入ると、それまでの画一的で注入主義の教育を批判し、子どもの発達段階や個性などを重視するという新教育運動が見られた。その中で、子どもの個性や学力に沿った学習指導を目指し、教師中心の画一的な教授を打破して、子どもに思考させ、活動させながら主体的に学習内容を獲得していくという教育方法の改革が行われたのである。
     昭和に入ると、国家主義の統制が強化され、学校は再び画一的な注入主義の場となった。だが、終戦後日本はアメリカの占領下となり、詰め込み教育から個人を尊重した教育への転換が打ち出され、教育の中心が教師や...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。