●(課題1)公民科の各科目の主要なテーマを抽出し、見方•考えと指導案の構成と方向付けをコメントしなさい。
まず最初に科目の一つ「現代社会」では「現代の経済社会と経済生活のあり方」のなかの「公的部門の役割と租税」を取り上げる。単元における大まかなテーマとしては、現代の経済社会における技術革新と産業構造の変化、企業の働き、公的部門の役割と租税、金融機関の働き、雇用と労働問題、公害の防止と環境保全について理解させると共に、個人と企業の経済活動における社会的責任について考察させる。ここでは特に、学習者に、国際化、情報化の進展の中で変動する経済社会を捉える視点を学ばせ、経済活動を行っていく主体として個人・企業が担う社会的責任について考えさせることをねらいとして考えさせる。そこで「公的部門の役割と租税」については、まず、「公的部門が」民間では対応しきれない公共財の供給を受け持つ役割とともに、所得分配や経済安定の役割をもつことを踏まえることが想定されるが、特に近年の経済活動の中で生徒が肌で感じている実感を手がかりとした探究的な学習を行っていくことも重要であると私は考える。また次に、財政収支が先進国中...