「虚数 。 がないとジャンボジェット機は飛ばない。」
すごいと思いませんか?実は私たちの生活に役立っているのです。複素数を習ったとき「何で実在しない数を勉強しなければいけないのだろう?」と思っていたのですが、実際はこのように私たちが気付いていないだけで、数学というものは万物の根源にあるものなのです。
解らないことを考えるということは面白いことだと思いませんか?数学はなぜ?どうして?と疑問や不思議に思うことが面白いことだと思います。ですから、数学的能力を養うということは、疑問をもち、結論を導き出すまでの考えをまとめ、ものごとの筋道を立てて論理的に考察していく能力だと思います。このことを知ったとき、さらに数学に興味がわき、より専門的な勉強をしていきたいと思いました。
高校の授業は、計算が中心で大学もその延長だと思っていました。ところが、大学では講義の他にもコンピュータ演習など、学生一人ひとりがパソコンを用いる授業があります。例えば、公式をプログラム化することによって、数値を入力するだけでコンピュータが自動的に計算してくれます。講義形式の授業とは異なり、パソコンでプログラム化するには、まずその公式がどのように導き出されたのかを解明し、その本質を見抜くことが重要です。
大学における数学の一例として、「離散数学」という分野では、上記(*)のような問題も扱います。この問題の解答ですが、この文章の最後の文字は「る」になります。いかがですか?なんだそんなことかと思うかもしれませんが、このような問題も数学(ラッセルの逆理)なのです。
弘前大学理工学部学部案内の在学生メッセージ及び2年前期の受講科目一覧表
である。
でない。
上の には同じ文章が入ります。それぞれ意味が通じ、両者ともに確かな事実を示しています。一体何が入るでしょう?
・・・・(*)
私が数理システム科学科を選んだきっかけは、大学受験情報誌に載っていた数学科の方のコメントです。
「虚数 。 がないとジャンボジェット機は飛ばない。」
すごいと思いませんか?実は私たちの生活に役立っているのです。複素数を習ったとき「何で実在しない数を勉強しなければいけないのだろう?」と思っていたのですが、実際はこのように私たちが気付いて...