社会福祉士は、さまざまな理由で自立をそこなっている個人を援助するが、問題を解決するのは利用者自身である。利用者が自分の問題について考え、解決に向かって方向を模索することを支援していく。この時社会福祉士は、問題の構造を見極め、何から手をつけるべきかを把握していることが重要である。つまり当面する問題は何かについて利用者と社会福祉士が同意し、役割を分担しつつ個別の目標を実現することによって、利用者は最終的な問題に取り組んでいけるようになる。こうした援助を行うには、面接などの専門技能が必要である。したがって、ソーシャルワークについての専門知識も必要であり、制度や社会資源についての専門知識も必要である...