19世紀にイギリス・ビクトリア朝時代のパブリックスクールにおける発展以後、ラグビーは旧大英帝国全域に普及し、今や国際的スポーツと呼ばれるまでになった。しかし、ルールなどは世界で共通だが、試合の運び方など作戦的な面などは国ごとに全く異なるといってよい。その背景には国ごとに根付いている考え方や文化的なものが関係しており、日本もその例外ではない。そこで日本とオーストラリアとのゲームスタイルを比較してみると、オーストラリアのラグビーとは異なる点がいくつかあるように思われる。まず、ペースだが、日本とオーストラリアではプレーするスピードに大きな差がある。これは、日本のチームには自分たちに有利なように試合を意図的にスローダウンさせて、ペースを落とすチームがほとんどいないということである。
「セイシン」と日本ラグビー
19世紀にイギリス・ビクトリア朝時代のパブリックスクールにおける発展以後、ラグビーは旧大英帝国全域に普及し、今や国際的スポーツと呼ばれるまでになった。しかし、ルールなどは世界で共通だが、試合の運び方など作戦的な面などは国ごとに全く異なるといってよい。その背景には国ごとに根付いている考え方や文化的なものが関係しており、日本もその例外ではない。そこで日本とオーストラリアとのゲームスタイルを比較してみると、オーストラリアのラグビーとは異なる点がいくつかあるように思われる。まず、ペースだが、日本とオーストラリアではプレーするスピードに大きな差がある。これは、日本のチームには...