英米事情Ⅱ日大 合格レポート

閲覧数1,954
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    英国の健康保険、食習慣、スポーツ文化についてそれぞれ日本と比較し、論じていく。

     まず、健康保険である。国家予算で医療を保障する英国の国営医療事業(NHS)は、「ゆりかごから墓場まで」と言われる英国の福祉国家のシンボルとなる制度(*1 p.354)である。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     英国の健康保険、食習慣、スポーツ文化についてそれぞれ日本と比較し、論じていく。
     まず、健康保険である。国家予算で医療を保障する英国の国営医療事業(NHS)は、「ゆりかごから墓場まで」と言われる英国の福祉国家のシンボルとなる制度(*1 p.354)である。この福祉国家の形成に影響を与えたのは、「ベバリッジ報告」(*2)であり、この報告では社会保険にとって「国が負担する原則無料の包括的な保険医療制度」は必要不可欠とされており、戦後福祉国家の重要な柱として実行に移された。しかし英国では近年、診察までの待ち時間が長い等、 NHS のサービスの悪さや、細かい制約の煩わしさを不満とする人が増え、個人経営の病院や医師に頼る患者が増加している。日本では、低所得者や高齢者を除き窓口負担はあるにしろ、病院を自由に選択できる。不満を持ちながらも、英国民は今もこのNHSに好感をもち強く支持している。(*1 p.354)いわば富の均一分配を具現化したこの制度により、国民が平等に「医療を受ける権利」と同時に「医療を思うように受けられない煩わしさ」を得てしまったわけであるが、この両方を享受できるのは、英国民が寛...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。