認知心理学から見る知覚

閲覧数2,935
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    認知心理学から見る知覚
    ~因果関係・主観的輪郭図形からのアプローチ~
    課題A:因果関係の解明
    1.日常で観察される相関関係
    ①帽子をかぶるとはげる。
    ②しゃっくりを100回すると死ぬ。
    ③夜に火遊びするとおねしょする。
    2.因果関係の分析
    ① 帽子をかぶることが脱毛の原因となるというアイデアの発信源は、軍隊だと考えられている。若い隊員は、入隊と同時に帽子をかぶらされ、すぐに脱毛の兆候や、実際に脱毛が起こる。しかし、このことは単なる偶然に過ぎず、入隊する青年の年齢と、脱毛が始まる年齢が同じだからである。
    このほかにも、帽子をかぶると頭が蒸れるから頭皮が弱くなり脱毛しやすいといった因果関係や、もうすでにはげている人がそれを隠すために帽子をかぶっていることが多く、そこから帽子をかぶっているとはげるという説が生まれたということも考えられる。
    ② しゃっくりは、胸腔の間にある横隔膜のけいれんから起こる。しかし稀に肝臓やすい臓の病気、呼吸器疾患でしゃっくりが起きることがあるため、頑固に長引く場合は危険ということで生まれた説だと考えられる。
    また、しゃっくりは長引くと睡眠や食事が妨げられ、体力を著し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。