北朝鮮の対外政策の倫理的評価

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    北朝鮮の対内外政策の倫理的評価
    (I)序論

    今年、●●先生の演習や国際法の授業にて人道的介入や内政不干渉、主権国家体制、そして国際法について触れる機会が多かった。そんな中、北朝鮮のこれまでの政策がはたして国際的な倫理指標と照らし合わせた際に正当化できるのか、またアメリカのブッシュ政権をはじめとした他国による北朝鮮への干渉は人道的介入や内政への干渉の指標からみた際にどのように評価することができるかに興味を持つようになった。極端に2極化した国内経済、グローバル時代の中で情報統制をおこない、限られた情報の中で生きている社会、金正日総書記をはじめとしたトップ層の独断によって下される決断など、今の世界秩序とは一風景違った北朝鮮社会の異様な政治・経済形態は、日本をはじめとした様々な国から疑問視、または批判を浴びている。実際、北朝鮮国内においてもそのような北朝鮮政策に耐えられず韓国や中国に亡命する北朝鮮人もいる。しかし、その大半の北朝鮮の内部に生きている人達を見る限り(北朝鮮のニュース番組によるものなので、そちらにも情報操作が施してあるとは思うが)その生活に満足、もしくは納得している人たちが多いと...

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