吸収スペクトル
溶液中のある成分が光を吸収する度合いを測定して、その成分を定量する分析法を、吸光光度法という。今回の実験は、その吸光光度法により、溶液中のある成分が光を吸収する度合いを測定する。その測定結果を踏まえ、ランベルトベールの式からおよそのモル吸光係数εを計算する。
基礎的な実験であるため、レポートとしての完成度が求めらる。
吸収スペクトル
Ⅰ、実験目的
溶液中のある成分が光を吸収する度合いを測定して、その成分を定量する分析法を、吸光光度法という。今回の実験は、その吸光光度法により、溶液中のある成分が光を吸収する度合いを測定する。その測定結果を踏まえ、ランベルトベールの式(下記の①式)からおよそのモル吸光係数εを計算する。
①
それぞれの記号について、強さI0の光が、モル濃度C、液層の厚さlの着色溶液を通過した後の強さをIとする。左式の値は各図1、図2における極大吸収波長のAbsと同値である。
また、次の表1は吸収される光の波長と余色を表したものである。
吸収される光
余色
吸収される光
余色
波長(nm)
色
波長(nm)
色
400~435
紫
緑黄
560~580
黄緑
紫
435~480
青
黄
580~595
黄
青
480~490
緑青
橙
595~610
橙
緑青
490~500
青緑
赤
610~750
赤
青緑
500~560
緑
赤紫
表1
有効数字は3桁で表記するものとする。
Ⅱ、実験の操作、手順
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