教育カウンセリングの1314字のレポートです。題名は【子どもにとっての「わたし」と保育者の「わたし」に注目することは、日常の保育においてどのような意義があると考えられるか、自分の意見を述べなさい】です。内容→『子どもは毎日が意味のある世界であり、日々の様々な体験を自分の中に積み重ねて経験とし、どんどん成長していく。同年代の子ども同士の関わりも必要だが、それと違い、大人である保育者の重要性は高い。援助としての言葉がけや子どもが漠然と抱いている気持ちをはっきりと導き出すことなど、言葉によって表現することにより、子どもが「わたし」という内的世界を整理していくことにつながる。保育者からの評価、つまり褒められることも「わたし」を現実化していく作業なのである。子どもにとって保育者が身近な他者ならば、保育者にとっても子どもは身近な他者である。』
人が自分のことを「わたしはこんな人間だな」と感じるようなことは、自分について静かな場所でじっくりと考えているときではなく、他者を通して感じるものである。他者を意識した時に、見た目も含めて他者の考え方などの違いなどから「わたしってこんなことを感じるのだな」とか「わたしってこんな人間なのだな」と思うのである。「わたしが誰であるか」ということは他者との関係の中ではじめて現実化されるのである。その「わたし」をつくるものは「経験」であるといえる。もちろん、生まれ持っている気質など関係するが、生まれてから後の「経験」の積み重ねによって「わたし」がつくられていくのである。
「経験」と「体験」は違う。「体験...