児童期とは、学童期と同様であり、6歳から12歳ごろまでの期間のことを指し、この時期には、知的能力が飛躍的の発達し、自律的な自我意識を持つ人格が形成されるようになる。この時期の一つの特徴として、集団で行動するということがあげられる。以下、それについて述べたい。
児童期の初期である小学校低学年生に見られる特徴は、学校生活にも慣れ、周囲の子供と同じように生活をし、集団で決まりを守りながら遊ぶようになる。しかし、この時期は、教師と結びつこうとする傾向が強い。そして、教師との関係が深まっていくことによって、友達とのかかわりが持てるようになってくるのである。しかし、このころのじ児童は、自己中心的に思考し、言語表現が未熟なために口論やケンカになりやすい。このような経験を通じて相互理解を深め、多くの友達と仲良く遊べるようになってくるのだが、この時期は、大人に対する依存が強く、教師との結びつきを深めようとする傾向がある。このようななかで、自我意識がだんだんと芽生えてくるようになり、家族を離れ、友達と遊びたいという気持ちを抱くのである。
児童期の中期、小学校中学年生に見られる特徴は、今までは全ての児...