民法:債権者代位権

閲覧数2,480
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    債権者代位権

    1 債権者代位権とは、どのような制度か。

    債権者代位権と金銭債権執行とのメリット・デメリットを比較するとどうか。

    債権者代位権:債務者の責任財産を保全する制度

           債務者が自らの権利を行使しない時に、債権者が債務者に代わってその権利を行使するもので、債務者が責任財産の減少を放任する場合に機能する

     メリット:①債務名義不要(財産保全・執行の簡便性)

          ②行使客体の広さ(請求権のみならず、取消権なども含む)

           催告・取消権・解除権・買戻権等の執行の目的とならない債務者の権利も代位行使可能

          ③債務者の権利の保存(時効中断、対抗要件具備など)≠執行・実現

          ④裁判外の行使の容認

    2 債権者代位権行使の要件は何か。無資力要件はなぜ必要か。

    ①被保全債権の存在

    ②債権保全の必要性(無資力要件説∵必要性=総債権者の共同担保たる責任財産の不足/要件不要説)

    ③債務者の被代位権利の存在

    ④被代位権利が一身専属権でないこと

    ⑤債務者の権利不行使

    3 債権者代位権の客体となる権利について説明しなさい。

    ・一身専属権でないこと(行使上の一身

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    債権者代位権
    1 債権者代位権とは、どのような制度か。
    債権者代位権と金銭債権執行とのメリット・デメリットを比較するとどうか。
    債権者代位権:債務者の責任財産を保全する制度
           債務者が自らの権利を行使しない時に、債権者が債務者に代わってその権利を行使するもので、債務者が責任財産の減少を放任する場合に機能する
     メリット:①債務名義不要(財産保全・執行の簡便性)
          ②行使客体の広さ(請求権のみならず、取消権なども含む)
           催告・取消権・解除権・買戻権等の執行の目的とならない債務者の権利も代位行使可能
          ③債務者の権利の保存(時効中断、対抗要件具備など)≠執行・実現
          ④裁判外の行使の容認
    2 債権者代位権行使の要件は何か。無資力要件はなぜ必要か。
    ①被保全債権の存在
    ②債権保全の必要性(無資力要件説∵必要性=総債権者の共同担保たる責任財産の不足/要件不要説)
    ③債務者の被代位権利の存在
    ④被代位権利が一身専属権でないこと
    ⑤債務者の権利不行使
    3 債権者代位権の客体となる権利について説明しなさい。
    ・一身専属権でないこと(行使上の一身...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。