栄養学 第2課題

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    「適正な脂質の摂取について」
     脂質は、炭水化物と同様に、炭素・水素・酸素の3元素から構成されているが、水に溶けず、エーテルやクロロホルムなどの有機溶媒に溶ける性質をもつ物質の総称である。

     細胞膜の構成成分として重要である。

     動物体内では皮下や内臓周囲などに貯蔵物質として、また、血液中や脳・神経などの細胞の構成成分として存在する。植物では、おもに種子中に存在する。

     脂質は、単純脂質・複合脂質・誘導脂質に分けられる。 食事中の脂質の中で多くの割合を占める中性脂肪は、栄養上、エネルギー源として重要である。

     単純脂質とは、脂肪酸とアルコールが結合したもので、アルコールの種類によって、中性脂肪(ドリグリセリド)と、ろうに分けられる。 一般に、油や脂肪といわれているものは中性脂肪のことで、脂肪酸が3分子とグリセリン1分子が結合した構造をしている。

     脂肪酸はその構造中の二重結合の有無によって分類され、二重結合のないものを飽和脂肪酸、あるものを不飽和脂肪酸という。

     さらに、不飽和脂肪酸のうち、二重結合は1個のものを一価不飽和脂肪酸、2個以上のものを多価不飽和脂肪酸という。

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