七月中旬の研修旅行一日目に行った札幌コンサートホールは、私にとって初めて見るタイプのホールでした。
私が今までに見て来たホールと言えば、『舞台の正面と横に観客席』と言うタイプのみで、札幌コンサートホールの『舞台の後ろにも観客席』には、大変驚いたのと同時に感激しました。しかし、よくよく考えてみれば数回ならいいかもしれませんが、毎回舞台の後ろから見ると言う事は、舞台を通して見える背景が、観客席になると言う事ですから、一概にも全てがいいとは言い切れないのかもしれません。コンサートホールにも、形、長所・短所があり、用途によって様々な形があるようです。
まず、札幌コンサートホールのような客席の囲み角360度のタイプは、円形劇場、アイランドステージ、アリーナ、センターステージなどと呼ばれ、一般的にはアリーナ形式と呼ばれるようです。この形式の典型的な例はサーカスで、アリーナ形式のステージと観客席は先々の興行地で仮設される大屋根テントの中に組み立てられます。英国内では常設のサーカス小屋が少なくとも一ヵ所残っており、海外でも常設のサーカス小屋の実例があります。その他にも、スポーツスタジアムのほとんどがこのアリーナ形式です。このアリーナ形式は、演劇など舞台芸術の公演より、ボクシングやレスリング、スヌーカーなどスポーツ関係の興行が多いと考えられます。アリーナ形式で成功を収めた劇場の多くは小型の施設です。舞台に立つ俳優は一部の観客に常に背を向ける事になりますが、これは俳優の演技を十分に観賞できる距離が制限される事を意味します。したがって、成功している観客席はせいぜい6〜7列で、客席が1層であれば、観客定員は300〜400名程度となります。
音楽の歴史 コンサートレポート
~研修旅行一日目に行った札幌コンサートホールと、その他様々なホールについて~
七月中旬の研修旅行一日目に行った札幌コンサートホールは、私にとって初めて見るタイプのホールでした。
私が今までに見て来たホールと言えば、『舞台の正面と横に観客席』と言うタイプのみで、
札幌コンサートホールの『舞台の後ろにも観客席』には、大変驚いたのと同時に感激しました。しかし、よくよく考えてみれば数回ならいいかもしれませんが、毎回舞台の後ろから見ると言う事は、舞台を通して見える背景が、観客席になると言う事ですから、一概にも全てがいいとは言い切れないのかもしれません。コンサートホールにも、形、長所・短所があり、用途によって様々な形があるようです。
まず、札幌コンサートホールのような客席の囲み角360度のタイプは、円形劇場、アイランドステージ、アリーナ、センターステージなどと呼ばれ、一般的にはアリーナ形式と呼ばれるようです。この形式の典型的な例はサーカスで、アリーナ形式のステージと観客席は先々の興行地で仮設される大屋根テントの中に組み立てられます。英国内では常設のサーカス...