現代の貧困の特徴

閲覧数10,243
ダウンロード数67
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.はじめに
     現代、国民生活の中にある貧困とは、所得や生活水準だけではなく、きわめて社会的な性格を持っている。それは低所得という理由から社会から見放されたり、社会制度から排除されたりという、「社会的排除」されていく人々がいるということだ。これにより、生活の中の深くにある「見えない貧困」が「見える貧困」へと変化してきている。したがって、現代の貧困の特徴は、この「見える貧困」であるといえる。では、「見える貧困」に代表されるように、現代の貧困にはどのような特徴があるのか。

    2.戦後の生活様式の変化と生活構造への影響
    (1)戦後の生活様式の変化
     住宅、医療、教育、光熱、水道、交通、通信などの施設・サービス、その他の図書館やスポーツ施設、公園などの文化施設、これらの低所得者であっても所得に関係なく、誰にでも必要な、生活を成り立たせるためものを生活雑貨・サービスという。この生活雑貨・サービスの確保の仕方を「生活様式」という。この生活様式は、時代、社会とともに変化するものである。
    生活様式は、戦後大きく変化した。この変化は大きく分けると1955年から73年までの高度経済成長期の第1期と73年から現代までの低成長期の第2期に分けられる。
     第1期の大きな変化は生活の「社会化」である。まず、生活基盤の供給が社会制度を通し、国や地方公共団体の供給により行なわれるようになった。また、地域での相互扶助が弱まった中であっても生活を維持できるよう、税金や社会保険料を財源として、社会保障や社会福祉諸制度が形成された。そして、家族形態の変化、共働きの増加などにより、家庭内労働の軽減による、家事や被服、飲食物などの外部化・商品化が進み、耐久消費財を中心に家庭内の隅々まで、消費財貨・サービスの多くが提供されるようになった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「現代の貧困の特徴について整理し、自分の意見を述べよ。」
    1.はじめに
     現代、国民生活の中にある貧困とは、所得や生活水準だけではなく、きわめて社会的な性格を持っている。それは低所得という理由から社会から見放されたり、社会制度から排除されたりという、「社会的排除」されていく人々がいるということだ。これにより、生活の中の深くにある「見えない貧困」が「見える貧困」へと変化してきている。したがって、現代の貧困の特徴は、この「見える貧困」であるといえる。では、「見える貧困」に代表されるように、現代の貧困にはどのような特徴があるのか。
    2.戦後の生活様式の変化と生活構造への影響
    (1)戦後の生活様式の変化
     住宅、医療、教育、光熱、水道、交通、通信などの施設・サービス、その他の図書館やスポーツ施設、公園などの文化施設、これらの低所得者であっても所得に関係なく、誰にでも必要な、生活を成り立たせるためものを生活雑貨・サービスという。この生活雑貨・サービスの確保の仕方を「生活様式」という。この生活様式は、時代、社会とともに変化するものである。
    生活様式は、戦後大きく変化した。この変化は大きく分けると1...

    コメント6件

    ntktlj 購入
    要点がまとまっていて、字数もちょうど良かったのでばっちり使えました。
    2005/12/21 22:30 (18年11ヶ月前)

    ruruchan 購入
    参考になりました
    2006/08/07 10:18 (18年3ヶ月前)

    hakohako 購入
    なかなかよかった
    2006/11/01 11:39 (18年1ヶ月前)

    basaro 購入
    .
    2007/01/17 16:54 (17年10ヶ月前)

    satonori 購入
    良かったです。
    2007/04/21 23:41 (17年7ヶ月前)

    mejika777 購入
    参考になりました。
    2007/05/23 11:09 (17年6ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。