部分安定化ジルコニアの破壊靭性

閲覧数4,859
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実験レポート
    実験題目:
    部分安定化ジルコニアの破壊靭性
    1.緒言
    1.1.実験の目的
     ビッカース硬度試験機を用いて部分安定化ジルコニア、安定化ジルコニア、ガラス、金属に対して、圧子圧入試験を行い、その圧痕を観察し、金属以外のものについてはビッカース硬度と破壊靭性値を算出する。以上の作業を通して、破壊力学や材料力学といった無機材料の物性評価を根底から支える学問についての新たな知見を獲得することが本実験の目的である。
    1.2.実験の原理
    1) ジルコニアについて
      ・安定化ジルコニア→安定化剤(Y2O3, CaO, MgOなどの酸化物)を7~10%程度固溶させ、すべての温度範囲で立方晶をとらせたもの
      ・部分安定化ジルコニア→安定化剤の添加量を抑制して立方晶の構造を完全には安定化させないもの
    2) 破壊靭性について
     セラミックスの破壊靱性値とは鋭い亀裂を導入した試験片の破壊応力とその亀裂の長さから、試験片と亀裂の幾何学的な形状を考慮して求めることができる亀裂進展の抵抗の大きさを表す物性値である。破壊靭性は弾性率、硬度とともに物質の基本的な機械的特性を表すものである。
     今回の実験...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。