歴史学

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    資料紹介

    私が見た歴史博物館
     私が今回見てきたのは「江戸東京博物館」である。1993年3月28日、東京都墨田区横綱1−4−1にオープンしたこの博物館は東京ドーム約二倍分の延床面積を誇り、常設展示室は約9000?という広さを持っている。この広さを生かし、内部では江戸や東京の街を再現した展示を行うなどしている。また、分館として「江戸たてもの園」が武蔵小金井に開設されており、こちらはその名の通り江戸・東京の歴史的な建物を復元・保存している施設である。
     そして江戸東京博物館は施設それ自体の形がかなり特異な物となっているのだが、これはすぐ近くにある両国国技館との調和を考えたものといわれている。そのデザインモチーフは「高床式の倉」ということであり、歴史博物館としては面白いものだと思われる。なお、この建物の設計者は我が早稲田大学文学部キャンパスの38号館を設計した人物と同じだという。
    この博物館は失われつつある江戸東京の歴史遺産を守るとともに東京の歴史と文化を振り返ることによって、未来の東京を考えるための博物館という構想の元に成り立っている。こうした構想の中で問題となるのは「江戸・東京ほど歴史資料が残っていない都市も珍しい」と評されるほどの歴史資料の少なさである。故にこの博物館ほどの規模で資料が収集・保存されているというのは特筆すべき点であろう。
    常設展示室では、江戸ゾーン・東京ゾーン・通史ゾーンと分かれており、それぞれを時代の流れに沿って見ることが出来る。まず展示室内に足を踏み入れるとそこでは江戸ゾーンの始まりとして江戸開府と同年に作られた日本橋が実物と同じ大きさ(長さは半分)で出迎えてくれる。そのまま進んでいくと次は大名屋敷のミニチュアや江戸の街中のミニチュアが展示されている。

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    私が見た歴史博物館
     私が今回見てきたのは「江戸東京博物館」である。1993年3月28日、東京都墨田区横綱1-4-1にオープンしたこの博物館は東京ドーム約二倍分の延床面積を誇り、常設展示室は約9000㎡という広さを持っている。この広さを生かし、内部では江戸や東京の街を再現した展示を行うなどしている。また、分館として「江戸たてもの園」が武蔵小金井に開設されており、こちらはその名の通り江戸・東京の歴史的な建物を復元・保存している施設である。
     そして江戸東京博物館は施設それ自体の形がかなり特異な物となっているのだが、これはすぐ近くにある両国国技館との調和を考えたものといわれている。そのデザインモチ...

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