裁判傍聴レポート-被告人がグループ数人でスーパーなどに住居侵入窃盗を繰り返した事案

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    資料紹介

    A 傍聴の概要
    1.傍聴日時: 平成17年5月18日(水)3時から3時30分
    2.裁判所名・法廷番号: 京都地方裁判所・第205号法廷(2階)
    3.事件名: 平成17年(わ)第230号 建造物侵入、窃盗
    ......................
    弁護士による尋問
     弁護士:「被告人はどのように育てられたか。」
     証人:「両親が忙しく、主に祖父母に育てられた。小さい頃から優しく、私の言うことは何でも聞く良い子だった。」
     弁護士:「学生時代の様子はどうだったか。」
     証人:「中学時代は陸上選手だった。高校は中退し、親戚の建設業者に就職した。」
     弁護士:「就職してその後はどうしたか。」
     証人:「しばらくして独立して外壁工事の仕事を始めたがうまくいかず、その時に友人に誘われ盗みをしてしまったようだ。」
     弁護士:「被告人の奥さんはどうされていますか」
     証人:「今年1月に2人目の妻との間に3人目の子供が生まれたが、この事件をきっかけに離婚してしまった。」
     弁護士:「事件後、仲間が捕まり被告人は東京方面に逃亡していたようですが、お母さんは何か聞いていましたか。」
     証人:「そのようなことは何も聞いていませんでした。」
     弁護士:「現在、被告人は拘置所にいますが、お母さんは面会に行きましたか。」
     証人:「はい、何度か面会に行きました。」

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    裁判傍聴レポート
    A 傍聴の概要
    1.傍聴日時: 平成17年5月18日(水)3時から3時30分
    2.裁判所名・法廷番号: 京都地方裁判所・第205号法廷(2階)
    3.事件名: 平成17年(わ)第230号 建造物侵入、窃盗
    5.被告人名: 中村 誠
    4.審理予定: 審理
    6.担当部係: 第3刑事部 B係
    7.裁判官: 武田 正
    8.書記官: 難波 秀行
    9.証人:被告人の母
    B 事件の概要
     本件は、被告人がグループ数人でスーパーなどに住居侵入窃盗を繰り返した事案である。
    開廷時間の少し前、腰縄と手錠をした刑事被告人が刑務官2人に付き添われ被告人入口から入ってきた。被告人は誰とも目を合わせることなくうつむいたまま証言台の前にある椅子の前まで来て、刑務官に腰縄と手錠をはずされた。傍聴席にいた被告人の母は、息子の姿を見つめていた。
    裁判官出入口から裁判官が現れ、すぐに一同が起立し一礼。裁判が始まった。
    傍聴席の正面には30代と思われる比較的若い裁判官が一人、そしてその前に書記官が一人。裁判官の横の事務机には司法修習生らしき人が一人座っていた。また、傍聴席から見て、右側には白髪の弁護士が一人。...

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