教育の方法と技術 第1分冊

閲覧数1,374
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    個人差に応じる授業とは、生徒の個人差に適合するように授業のあり方を変えることである。ここでは、個人差に応じる授業の方法、その方法を実現させるにはどのような問題点があるのか、また個人差のタイプと授業のモデルについて説明し、さらに、算数の授業を想定して、個人差に応じる授業の展開を具体的に論じていく。
    個人差に応じる授業の方法には、テキストに書かれているクロンバックやグレイザーの分類からも分かるように、基本的に次の3つの方法が考えられる。
    (1)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標を変える。
    (2)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の方法を変える。
    (3)生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標と方法の両方を変える。
    (1)の型では、生徒はそれぞれの特性に応じて異なった目標を与えられたり、自分の目標を選択したりすることになる。しかし、指導あるいは学習の方法は一定で固定されている。(2)の型では、生徒は目標は共通であるが、生徒によって異なる指導を受けたり、自分に合った学習方法を選択したりすることができる。(3)の型では、生徒の個人差に応じて、指導あるいは学習の目標も方法も共に変...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。