算数文章題解法における基礎的スキルの分析
研究の目的
実用で使えるように算数の文章題を解くことが出来るようにする
障害を持つ生徒は文章題に弱く、そこを解決することが社会参加につながる
なぜ文章題が大切なのか
通常の子ども達も学年相応の文章題を解くことを苦手としている
文章題を解くことは、読みの理解力と計算のスキルの両方を要求される
今までの研究では
算数の指導というと計算などの基礎的なスキル獲得
具体物を操作することを通して教えていた
足し算や引き算は「全部数える」「マッチング」「分離」などの方法で指導していた
今までの指導の問題点
計算のスキルは必要だが、それだけでは不十分
具体物操作には限界がある(大きな量や抽象概念、距離や時間など)
この研究では
2人の発達障害の人の文章題を解くオペラントにおいて解法の基礎を教えることでの効果を調べる
未知数が異なった位置にある足し算や引き算の演算を用いて、解法の基礎を促進する。
対象者
発達障害を持つ2人、SとL
Sは 19歳でIQ=46 (WAIS)
Lは 23歳でIQ=72 (WAIS)
この2つのことが出来ることが条件
A)合...