学習指導要領の変遷について

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    道徳教育A判定学習指導要領

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    教育

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    『学習指導要領の変遷について。』
     2008年3月28日、新学習指導要領が発表された。その内容は、総合的な学習の時間を削り理数教科を重点的に教育しようというもので、約30年ぶりに授業時間を増やすこととなった。安倍晋三前内閣総理大臣が打ち出した「ゆとり教育の見直し」を、全面的に受け入れたものとなっている。その背景には、経済協力開発機構(OECD)の行う加盟国学力テストの順位を下げていることなどがある。
     また、今回の改定の際に大きな議題となったのが、道徳の教科化の是非である。結果として教科化は明言されることとはならなかったが、少年による凶悪犯罪の増加やいじめの問題などへの対応のため、道徳心をしっかりと植えつけることは、社会的な命題ともなっている。
     このように、学習指導要領はその時代背景などを反映し改定されている。本論文では、戦後から現在に至るまでの学習指導要領の改訂の内容を、道徳教育の観点を中心に列挙していき、最後に今回の改訂、特に道徳の教科化について考察するものとする。
     学習指導要領は、昭和22年に教師のための「手引書」として作られ、授業の際の参考にすべきものと考えられており、「試...

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