目的
被検菌に対するストレプトマイシンのMICを測定する。
方法
1、 マイクロタイターウエルの各穴(10穴)にマイクロピペッターを用い、感受性測定用培地(CAMHB)を100μLずつ分注した。
2、 ピペットチップを換え、ピペッターで第1穴に抗生物質を100μL加え、ピペッチング操作(吸い上げては吹き出す操作を7回繰り返すことにより混合した。この時、泡をできるだけ立てないように注意した)により混合した。
※注意
?顕微鏡の絞りを絞って光量を少なくして観察すること。
?使用したスライドグラスは必ず所定の容器に入れて滅菌すること。
(2) スライド培養法(厚膜胞子、仮性菌糸、出芽型胞子の観察)
? ガラスシャ−レにU字管とスライドグラスを入れ乾熱滅菌する。
? シャ−レにコ−ンミ−ル寒天を流し、厚さ1〜2mmに固める。
? コ−ンミ−ル寒天をおよそ5×10mmの大きさに切り、?のスライドグラス上にのせる。
※ 実習では?から行った。
? Candida albicansを白金線で少量とり、倍地上に3本線を引くように移植した。
? 滅菌カバ−グラスをかけた。
? シャ−レに少量の滅菌水をいれ、寒天が乾燥しないようにした。
? 27度のフラン器で2日間培養した。
? スライド培養の菌接種部を鏡検した。
(対物レンズ)×10→×40
(接眼レンズ)×10
9薬剤感受性試験(MIC測定)
目的
被検菌に対するストレプトマイシンのMICを測定する。
方法
マイクロタイターウエルの各穴(10穴)にマイクロピペッターを用い、感受性測定用培地(CAMHB)を100μLずつ分注した。
ピペットチップを換え、ピペッターで第1穴に抗生物質を100μL加え、ピペッチング操作(吸い上げては吹き出す操作を7回繰り返すことにより混合した。この時、泡をできるだけ立てないように注意した)により混合した。
表に従って抗生物質を希釈した。(第1穴を混和後、同一ピペッターで100μLを第2穴に移し、同様に混和した。この操作を第9穴まで行い、最後の100μLは捨てた。第10穴は対象(薬剤不含有培地)となる。)
次いで、ピペットチップを換え、被検菌(約10 CUF/mL)1~5μL(実習では5μLを加えた)をすべての穴に加えた。まお、被検菌は薬剤濃度の薄い方から加えた(ウエル番号1~10)
35度で、18~24時間培養した。(実習では室温で一晩培養した)
結果
第7穴から沈殿が肉眼的に認められた。つまり、第7穴から菌の発育が陽性だった。MICは菌の発育が肉眼的に認められない...