◇考察
今回の実習で用いたPD-10カラムは通常はタンパク質溶液からの脱塩やバッファー交換に用いられるセファデックスG-25を小さなカラムに詰め込んだものである。分子量5000以上の物質と1000以下の低分子を分けられる。今回の実習ではタンパク質(フィブリノーゲン)と色素(ビタミンB2)を分離した。
タンパク質(フィブリノーゲン)速く、色素(ビタミンB2)は遅く溶出されたことからタンパク質(フィブリノーゲン)は高分子で色素(ビタミンB2)は低分子と考えられる。
12番の試験管が一番黄色かったので、この試験管にビタミンB2が一番多く含れていたと思われる。
[1]ゲル濾過によるタンパク質の分離・精製
◇結果
〈標準液〉
ウェル記号 タンパク質濃度[mg/ml] 標準液Ⅰ 標準液Ⅱ 平均 A 1.6 0.330 0.395 0.363 B 0.8 0.170 0.154 0.162 C 0.4 0.112 0.090 0.101 D 0.2 0.050 0.086 0.068 E 0.1 0.043 0.060 0.052 F 0.0 0.000 0.021 0.011 G 0.0 0.000 0.022 0.011 H 0.0 0.023 0.022 0.023
〈試料溶液〉
試験管番号 吸光度 タンパク質濃度[mg/ml] 1 0.020 0.00 2 0.027 0.04 3 0.023 0.00 4 0.197 0.85 5 0.254 1.09 6 0.153 0.61 7 0.037 0.11 8 0.043 0.11 9 0.048 0.13 10 0.038 0.09 11 0.027 0.04 12 0.024 0.00 13 0.022 0.00 14 0.024 0.00 15 0.039 0.09 16 0.030...