ソーシャルワークの実践において、対象者の抱える問題を解決する場合、様々な視点からの介入やそのプロセスなどが重要であるが、援助者の基本的態度についてはどのようなものがあるのかみてみる。
ソーシャルワークの実践にあたって必要なことは、自覚と援助者の態度である。問題を解決するにあたって、援助者の価値観の強制ではなく、協同の自己決定が形成されるためには、援助者の態度としてバイスティックの7原則に即したものが有効である。
まず、すべての問題を個別的なもと考える。対象者の抱える問題は、唯一無二なものであるため、その問題状況に応じて、個別的な対応をすることが必要になる。
つぎに、援助者は援助関係のな...