会社法 企業再編-企業統合

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    会社法
    企業再編―企業統合
    問題)日本興業銀行、富士銀行、および第一勧業銀行が統合してみずほフィナンシャル・
    グループができたが、これはどのような手段でつくられたのだろうか。また、業
    務はどのように統合されるのだろうか。
    1.総論
    2.株式移転による持株会社の設立
    3.会社分割による業務の統合・移転
    4.株式交換による企業統合
    1.総論
    1999年に大和証券グループ企業が大和証券グループ本社を持株会社とする体制を日
    本の上場企業として始めて実行して以来、近年業務の効率化により、同業種の企業間での
    業務統合・合併が盛んである。その際、平成9年に解禁された持株会社を通じて、経営統
    合・業務の効率化を推進することが盛んに行われている。特に、本問のような金融機関に
    おいては、不良債権処理問題もあいまって、業務提携が盛んであるが、実際どのような法
    的手続により、みずほフィナンシャル・グループがつくられ、業務が統合されたのだろう
    か。
    2.株式移転による持株会社の設立
    株式移転とは、完全親会社となるべき会社を新設する制度である。完全親会社とは、他
    社の株式の全てを保有するような...

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