小学校英語活動が中学校英語教育に与える影響

閲覧数2,736
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    「中学校英語に与える小学校英語活動の影響ー中1・中2の調査結果から」                        
    1.異なる英語活動の体験
      A中学校区には、B、C、Dの3小学校がある。現中学3年生(2005年度入学)は、B小学校卒業生だけが、小学4年生より英語活動を経験している。また、現中学2年生(2006年度入学)は、B小学校卒業生が小学3年生より、C及びD小学校卒業生は、小学6年生で英語活動を経験している。現中学1年生(2007年度入学)は、B小学校卒業生が小学2年生より、C及びD小学校卒業生は、小学5年生で英語活動を経験している。2002年にB小学校で英語活動が実施がされた以降、A中学校では、このような異なる英語活動の体験を持つ生徒が混在してきた中で、英語の授業がなされてきた。
    <表1 現在の学年と英語活動経験年数>     年度      02   03   04   05   06   07 08O市の施策
    委託事業英ゾーンC・D小開始
    全市開始
    校区研授業 B小開始推進会議事例集1事例集2 A
    B小 経験年
    1年間
    2年間
    3年間
    4年間
     5年間
    6年間

    現学年(現高2)(現高1)(現中3)(現中2)(現中1)(現小6) 校
    C・D小 経験年
    1年間
    2年間
    3年間
    区 現学年(現中2)(現中1)(現小6)他の中学校区 経験年
    1年間
    2年間
    (市内5小) 現学年(現中1)(現小6) このように小学校での英語活動体験が異なるため、「事前学習調査」(資料1)を実施し、指導に役立ててきた。一方、C・D小学校でも英語活動が始まったことを機に、06年度の入学生に対して、「小学校時の英語活動に関するアンケート」(資料2)も行った。
    2.事前学習調査の結果から(過去2年間) <資料1参照>
     <表2-1 2005年度入学(現A中3年生)の結果>
                           ※B小は小学校4年より英語活動を経験
    出身小生徒数塾行通塾率ローマ字文読 /5ローマ字名書 /5単語聞 /10英文聞 /10
    B 小 46 18 39%    3.91     4.12   9.13    8.76
    C 小 49 24 49%    3.68     4.00   8.93    8.33 D 小 30 21 70%    3.93     4.33 9.02    8.73 合計 125 62 50%  
      <表2-2 2006年度入学(現A中2年生)の結果>
     ※B小は小学校3年より英語活動を経験 ※C・D小は小学校6年より英語活動を経験
    出身小生徒数塾行通塾率ローマ字文読 /5ローマ字名書 /5単語聞 /10英文聞 /10
    B小 49 20 40%   3.77   3.72   9.71    7.44
    C小 47 34 72%   4.47    3.72    9.87    8.40 D小 25 12 48%   3.7    4    9.92    8.6 合計 121 66 54%  
    ・簡単な英単語や英文を聞いたりする力は、英語活動を経験した方がほんの少し優位と思われ るが、先取り学習している塾の問題、ローマ字の学習時間等、様々な要因があり一概に結論  づけられない。
      ・塾へ通う生徒の増加(ここ2年間だけで4ポイント上昇)。
        ※塾では、多くの生徒が入学前より、教科書を使って、前倒しで学習しており、 入学時より     学力の二極化をもたらしている。
      ・ローマ字の学習が年々不足しているよ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「中学校英語に与える小学校英語活動の影響ー中1・中2の調査結果から」                        
    1.異なる英語活動の体験
      A中学校区には、B、C、Dの3小学校がある。現中学3年生(2005年度入学)は、B小学校卒業生だけが、小学4年生より英語活動を経験している。また、現中学2年生(2006年度入学)は、B小学校卒業生が小学3年生より、C及びD小学校卒業生は、小学6年生で英語活動を経験している。現中学1年生(2007年度入学)は、B小学校卒業生が小学2年生より、C及びD小学校卒業生は、小学5年生で英語活動を経験している。2002年にB小学校で英語活動が実施がされた以降、A中学校では、このような異なる英語活動の体験を持つ生徒が混在してきた中で、英語の授業がなされてきた。
    <表1 現在の学年と英語活動経験年数>     年度      02   03   04   05   06   07 08O市の施策
    委託事業英ゾーンC・D小開始
    全市開始
    校区研授業 B小開始推進会議事例集1事例集2 A
    B小 経験年
    1年間
    2年間
    3年間
    4年間
     ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。