2023,2024の過去問と
自分が用意した回答になります。
ご参考までにどうぞ。
1.理科の知識が豊富な先生が必ずしも子どもたちにとっていい先生とは限らない。反対に「理科オンチ教師」の授業の方が子どもたちに歓迎されることがある。これは一体どういうことだろうか。「授業における先生の役割」について、テキストで学んだことについて触れながら述べよ。
学習意欲がすでに十分にある子どもたちにとっては、知識が豊富な先生が目の前にいると便利かもしれない。しかし、教科書授業などでは、先生に質問したいほど意欲を持って授業に臨んでいる子どもはほとんどいない。だから、教師の役割は、知識量が多いことや質問に答えられることなどという問題以前に、まず自分たちに授業そのものへの意欲・関心と自信を持つ機会を与えてくれる「たのしい授業」、つまり<たのしい科学の授業=仮説実験授業>を提供することなのである。
仮説実験授業では、学ぶに値する問題群とお話が続く授業書が用意されている。学ぶに値する問題とは、「知っていてもよさそうなことなのに、じつはよく知らなくて、その結果をすごく知りたくなる」ような問題である。仮説実験授業とは、その問題に対して子どもたちがそれぞれに予想を立て、間違っていても正しくても、...