佛教大学通信の生徒指導・進路指導の理論及び方法2025年度の最終科目試験に合格(90点)したレポートです。限られた試験時間ですので、参考にしていただき、有効活用いただければと思います。
=生徒指導・進路指導の理論及び方法
■設題
1.中学校および高等学校における進路指導について、どのような対応が求められるのか、自分の取得する校種を前提として述べよ。
参考文献:原清治・山岡雅博著 2024年8月『新しい教職教育講座教職教育編⑪生徒指導・進路指導[第2版]』(ミネルヴァ書房)
■回答
今回、高等学校の教員免許状の取得を前提として、高等学校における進路指導について、どのような対応が求められるのかを述べていく。進路指導・キャリア教育は、他の教育活動と比較して社会的影響を強く受けている。高等学校では、ホームルームを中心にして進路指導は特別活動を通して展開されており、1975年に刊行された『中学校・高等学校進路指導の手引き―高等学校ホームルーム担任編』にて1つの進路指導の定義が示された。その定義は『進路指導は、生徒一人ひとりが、自分の将来の生き方への関心を深め、自分の能力・適正等の版権と開発に努め、進路の世界への知見を広くかつ深いものとし、やがて自分の将来の展望を持ち、進路の選択・計画をし、卒業後の生活によりよく適応し、社会的・職業的自己実現を達成していくことに必要な生徒...