課題:公共図書館における資料提供サービス・情報サービスについて、片方あるいは両方のサービス内容について説明し、その意義について記述しなさい。
公共図書館における資料提供サービスついての説明と意義
1. はじめに
「図書館法」によれば、図書館とは「図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」とある。また、ユネスコ公共図書館宣言には「公共図書館は、その利用者があらゆる種類の知識をたやすく入手できるようにする、地域の情報センターである」と明記されている。
つまり利用者が求める資料や情報を提供することが、図書館の重要は機能のひとつである。本レポートでは、公共図書館における資料提供サービスについて説明と考察をしていく。
2. 資料提供サービスについて
図書館が利用者に提供するサービスには種々ある。まず、思い浮かぶのは「閲覧」である。閲覧は図書館内で図書館資料利用することである。公共図書館は貸出が主であるような感があり、閲覧スペースに狭小であるところが多かった。近年、高齢者の利用も増えてきており、新聞、雑誌類を中心とした閲覧場所の充実が図られてきた。
次に「貸出」について述べる。「市民の図書館」(日本図書館協会、1970)以来、公共図書...