佛教大学日本語学概論科目最終試験M5111

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    資料紹介

    「ラ抜き言葉」がいかなるものであるかを説明し、「ラ抜き言葉」に対してあなたがいかに考えるかを、根拠を示しつつ述べなさい。

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    「ラ抜き言葉」がいかなるものであるかを説明し、「ラ抜き言葉」に対してあなたがいかに考えるかを、根拠を示しつつ述べなさい。

     「ラ抜き言葉」とは「見る・食べる」など一段活用動詞やカ行変格活用動詞の可能を表す形「見られる・食べられる」などから「ら」が抜けて「見れる・食べれる」のようになったものを指す。
    まず、ラ抜き言葉が生まれた背景について述べる。「ラ抜き言葉は昭和初期に東京で旧制高校生が使っていたという記録があるが、文法学者松下大三郎(1878年生れ)が、出身地静岡県の方言で「逃ゲレル、受ケレル、といふなり」と、明治時代に書いていることから、東海地方では、すでにラ抜きことばが使われていたと考えられる。また、山形県出身の文法学者三矢重松(1871年生れ)も故郷の方言で「起きれる」「受けれる」と言う、と記していることから東北地方でも明治時代に使われていたと言える。また、中部地方や西日本においても昭和初期以前からラ抜き言葉が使われていた。1950年代からラ抜き言葉は徐々に周囲に広がり、東京には西から流入したと考えられている。」(①p2~8)ラ抜き言葉が広がった理由の一つとして「「見られる」の...

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