課題1(法学入門)

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    資料紹介

    中央大学通信教育課程 2022年度法学入門レポート第1課題

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    1. 本問検討の意義
     今日の日本の法社会は、実定法を中心としたヨーロッパの近代市民社会を範とする。特に成文法は、その特徴から「形式的法源」の主な存在形式として把握される。「法の適用」とは、①事実を認定すること、②紛争解決のために適用すべきルールを明らかにすること、③ルールを事実にあてはめて結論を出すことである。その「法の適用」の中での「法の解釈」とは、ある事実が仮に存在するとしたら、各種の法源から適用されるルールを発見し、その事実をルールにあてはめ、結論を導き出し、どのような法的効果が認められるかを考察する作業である。しかし、人はそれぞれ価値観が異なるため、全く相反する解釈をすることがある。それは概念法学的な学派と自由法論的な学派といった学派の相違である。
     19世紀においては、文理解釈を中心とし、立法者の意思を探究する概念法学的な解釈論が支配的であった。19世紀から20世紀にかけ、社会の変化で法も変化するということを正面から認めた上で、裁判の中で法の解釈という作業を通じて制定法に新たな意味を与えたり、法創造をすることを通じてこそ適正な裁判が実現するという自由法論的な学派が主張された...

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