課題1(外国法概論)

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    中央大学通信教育課程 2022年度外国法概論レポート第1課題

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    課題1
    判例法主義について論ぜよ。
      はじめに
      イギリス法の最大の特徴は成文法主義の日本とは違い、判例法主義を採用していることである。日本では、制定法が土台であって、裁判官の判決、判例はそれを補足するものと考えられている。しかし、イギリスでは、あくまでも判例法を補うものとして制定法が位置づけられており、判例法が土台となっている。イギリスの裁判官、法律家たちは、膨大な数の判例から、関連する判例を見つけ出す必要があり、一般の人々にとって、法の内容を知ることも容易ではなく、判例法主義は合理的なシステムとはいえない。しかしながら、現在もイギリスでは判例法主義が確立している。
    1 判例法主義の背景
      日本では立法権を有する国会が法の世界の中心と考えられているが、イギリスでは裁判所が法の世界の中心と考えられている。イギリスでは13世紀前後にいくつかの裁判所が設置され、紛争、暴行や窃盗などの問題を裁いていた。裁判所は、このような問題に対し、すでにあった法を適用したのではなく、それらの問題を解決する過程で法を創った。これは「判例法、コモン・ロー」と呼ばれ、後の時代の判決によって修正しつつ、時代...

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