課題2(憲法)

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    資料紹介

    中央大学通信教育課程 2022年度憲法レポート第1課題

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    課題2
    衆議院の解散について、解散権の所在と根拠、範囲について説明してください。

    1 問題の所在
      解散とは、議員の任期が満了する前に、議員全員の議席を失わせる行為であり、議員が解散されると、総選挙によって次の議員が選出されるまで、議員そのものが一時的に存在しなくなる。日本の国会では、衆議院についてのみ解散が認められ、参議院には解散制度はない。衆議院の解散について、憲法上の明文の規定は天皇の国事行為に関する7条3号と内閣の不信任決議に関する69条の2つであり、解釈上さまざまな見解や対立が主張されている。
    2 解散権の所在と根拠
      内閣は国会の信任に基づいて成立しているが、内閣が国会の信任を失ったら、内閣不信任決議が成立する。これは政権を担当している与党内で深刻な対立が生じて、内閣・主流派に反対する反主流派が政権を担当していない野党内に協力した場合や、与野党をこえた政党の再編があったような場合である。衆議院の少数派に転落した内閣・与党主流派は、窮状を脱するために衆議院解散に打って出ることがある。このような解散は、内閣と衆議院多数派が対立しているので、対抗的解散と呼ばれている。
    これ...

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