課題4(刑事訴訟法)

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    中央大学通信教育課程 2022年度刑事訴訟法レポート第4課題

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    課題4(刑事訴訟法)
    推定と挙証責任の転換が関係する場合を取り上げて、弾劾主義との関係で考察しなさい。
    1. 弾劾主義
     弾劾主義とは、裁判所以外のものによる告発があってはじめて公判が開始され、公判審理は告発の内容に限定して行われるという裁判の進め方をいう。被告人には自己に不利な供述をしなければならない法律上の義務はなく、自己負罪拒否特権が保障されている(憲法38条1項)。裁判所にも被告人を問いただして事件を解明する権限がないので、挙証責任(犯罪を証明する責任)はすべて告発側が行い、被告人はこれに協力する義務はない。このように犯罪事実については検察官が挙証責任を負うことになっているが、例外的に被告人に課される場合(挙証責任の転換や推定)があり、弾劾主義(無罪推定原則)との抵触が問題となる。
    2. 推定
     推定とは、前提事実が立証されたときに、推定事実(要証事実)を認定することをいい、法律上の推定と事実上の推定がある。
    法律上の推定とは、推定規定が法律に設けられている場合であり、反対事実を積極的に立証しない限り、前提事実が証明されると推定事実の認定が強制されることになる。検察官により前提...

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