課題3(日本法制史)

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    中央大学通信教育課程 2022年度日本法制史レポート第3課題

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    課題3
    御成敗式目について述べなさい。式目編纂の目的や背景、式目の内容、式目の制定が当時の社会に及ぼした影響などに注意して答えなさい。

     はじめに
    御成敗式目は1232年に鎌倉幕府の執権であった北条泰時によって、武家社会の道理と呼ばれていた慣習や道徳をまとめて制定された武家社会のための法律である。当時、公家法や律令といった法律はすでに制定されており、また鎌倉幕府は、源頼朝以来、武家独自の法秩序を築いていたにも関わらず、なぜ御成敗式目が制定されたのか、時代の背景や目的をふまえて考えていく。
    1 式目編纂の目的
    御成敗式目が編纂された理由は、公平な裁判や律令格式の難解さにより武士が不測の不利益を被らないようにするためである。武士は難解な漢文で書かれた律令格式を理解することができず、朝廷の裁判にかかれば、法律をつかさどる朝廷の法曹官僚の法解釈に振り回されて、不利益を被ることが少なくなかった。地頭・御家人の不安や不満を解消するため、武士が受け入れやすい裁判基準の策定に着手したのである。
    2 御成敗式目編纂の背景
    しかし、御成敗式目の制定には、これらの目的だけではなく、背景になんらかの事情や狙...

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