課題2(日本法制史)

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    中央大学通信教育課程 2022年度日本法制史レポート第2課題

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    課題2
    明治前期の法学教育について述べなさい。外国法の概要、法学教育のあり方、国家の政策などに注意して答えなさい。

    1 司法省法学校
      明治前期で国内法および司法制度の整備と同じく緊急の課題とされていたのが法学教育であった。法の制度がよくできていたとしても、それを運用できる人材がいなければ制度は有効に機能できないため、新政府による本格的な法学教育が最初に実施されたのが司法省法学校であった。司法省法学校での授業は1872年より始められ、明治初期にはフランス法を手本として法典編纂が進められるなどフランス法の影響が強く、フランス法の教育が重視されていたため、司法省法学校はフランス法を教える学校として設立された。授業もフランス語でおこなわれ、最初の4年間はフランス語の習得にあてられた。この時期、司法官の需要はきわめて大きく、8年間課程のシステムでは、この需要を満たすことは容易ではなかった。それに対応するために修学年限を短縮する速成科による日本語教育がおこなわれた。司法省法学校は明治初期法学教育において大きな役割を果たしたが、文部省の管轄に移され、その後、東京大学法学部と併合し、第三期生の卒...

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