佛教大学通信の特別な教育ニーズの理解2024年度の合格リポート(88点)です。リポート作成の参考にしてください。
特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さと、個別の教育的ニーズに対応していくための支援の概要について述べよ。
1.はじめに
まず、特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さについて、特別支援学校の対象となる障害である(1)視覚障害、(2)聴覚障害、(3)知的障害、(4)肢体不自由、(5)病弱の5つをそれぞれまとめていく。次に、個別の教育的ニーズに対応していくための支援の概要として、「障害者の権利に関する条約」(2014年1月)の批准に向けた一連の障害者制度改革の中で教育的検討事項として推進されている、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築に向けた特別支援教育の具体的内容についてまとめていく。
2.特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さについて
(1)視覚障害
視覚は離れた所の情報を入手することができる遠隔感覚であり、一度に広範囲の情報が得ることができる。日常生活、及び学習上での困難として「(ⅰ)周囲の状況がよく分からず目的の場所へ移動することが困難になること、(ⅱ)文字の読み書き、図形・絵の読み取り・表現が困難になること、(ⅲ)その他...