家族ライフサイクルの観点から家族の成立から終焉までをとらえなさい。その際に、ライフステージに移行に伴う危険と機会についても併せて言及しなさい(すべての段階について)。
第1課題 第1設題
家族ライフサイクル論は、家族を個人のように発達するものととらえ、結婚による家族の誕生から家族の消滅という死にいたるまでを、社会環境との相互影響関係の文脈で説明した理論である。家族ライフサイクルは全部で7つの段階があり、家族の形成期、発展期、収束期の3つの時期に区分される。次の段階に移行するには、その段階の発達課題を乗り越える必要がある。発達課題に向き合うことには、崩壊の危険と成長の機会の両方が伴う。そのため各段階の移行期は危機と呼ばれる。
第1段階は「家からの巣立ち」である。源家族から精神的・経済的に自立し、友人や恋人と親密な関係を築くことで、自分の家族を作る準備をする期...