神経・生理心理学Ⅰ 第1課題第4設題 S評価

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    資料紹介

    情動について論述せよ。

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    第1課題 第4設題
    本稿では情動について論述する。強く一時的な感情を情動と呼ぶ。快、不快、嬉しい、悲しい、怒り、驚き、恐れなどあらゆる気持ちは情動である。情動には、自己や他者の感情状態を理解するという受容側面と、身体反応や行動としての表出側面という2つの側面がある。
    神経学的には、大脳辺縁系の偏桃体が情動の認知・評価を行う。大脳辺縁系は情動のほか、食欲や性欲などの本能的行動、記憶を担う部位である。偏桃体は視床下部・小脳・海馬の中継地点である。海馬では文脈、場所、物体などについての記憶情報との照合が行われ、刺激の価値や意味が判断される。偏桃体は海馬を介して、情動のコントロールに関わる大脳皮質とも連絡をとる。視床下部は自律神経系やホルモン分泌の中枢で、情動行動の調節を行う。自律神経が刺激されると心拍数、呼吸数、体温などが変化し、情動が表出される。例えばホルモンの一つであるアドレナリンは、血流の増加や筋力の向上を促す。小脳は運動制御の場であり、認知や情動にも関与している。
    ある人物の情動行動を他者が認知し、その意味を解釈することによって、コミュニケーションが成立する。例えば我々は、SNSで怒...

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