博物館教育論(第1分冊)_玉川大学通信

閲覧数85
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    玉川大学通信教育課程学芸員コースの「博物館教育論」の課題(第1分冊)です。
    設問:博物館教育の特徴を博物館教育の理論や歴史等を参考にしながら論ぜよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    略題:博物館教育の特徴
    博物館教育の特徴を博物館教育の理論や歴史等を参考にしながら論ぜよ

    1. 博物館教育と理論
    博物館は資料を収集、保存、調査研究、展示、教育普及する施設であり、これらの役割の中心には実物資料が存在する。様々な思想家や教育者が、古くから博物館教育には実物資料を用いるべきだと提唱しており、そういった理論を「実物教授」という。
    17世紀の教育者のコメニウスは、暗記中心の教育を批判し、対象を感覚的に把握することを主張した。この思想こそが実物教授の源流とされている。その後、スイスの教育者のペスタロッチーは、対象を捉えて言葉にすることが教育にとって重要であるとし、その手段として実物教授を推進した。また、ペスタロッチーの思想に影響を受けたアメリカの教育者カルキンズは、真の教育とは実物を通した観察、実験、実践より始まると主張し、その学習プロセスを学習者の発達段階に応じて3段階に分けている。カルキンズの実物教授論は、翻訳され日本の近代教育にも影響を与えた。
    20世紀に入ると、アメリカの思想家ジョン・デューイも、経験主義に基づく「実感のある」教育の重要性を説き、その手段として博物館を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。