【法政通信】経済学史

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    資料紹介

    科目名:経済学史
    課 題:第1回(1)ケインズの経済分析について説明せよ。
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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    科目名:経済学史
    第1回(1)ケインズの経済分析について説明せよ。

    【解答】
    ケインズの経済分析に触れるにおいて、まず「ケインズ革命」とも呼ばれる労働市場分析について説明をする。

    図1:新古典派の労働市場分析
    出所:井上(2004)201頁、図8.1及び204頁図8.3を参考して著者作成。

    図2:ケインズの労働市場分析
    出所:井上(2004)209頁、図8.5を参照して著者作成。

    上記の図1は新古典派の労働市場分析、図2はケインズの労働市場分析を示したものである。両者の違いを一言で言えば、図2で示した労働供給曲線が0点から完全雇用量(Nf)まで水平方向である点である。なぜこのような違いが生じるかについて図1及び図2の説明をする。
    図1は新古典派が示した労働市場分析であり、この基本的な考え方として「市場経済では、市場ごとに、需要と供給の均衡メカニズムが機能しているとする(井上(2004)201頁)」、いわゆる需給均衡理論のアプローチから分析を行っている。利潤の最大化を求める企業に沿った分析である新古典派の分析では、賃金と既存の労働者の労働力との関係を需要供給曲線により表し、その関...

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