【日大通信】国際経済論②

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    資料紹介

    日本大学通信教育学部、2023~2024年度の国際経済論のリポート課題①、「二つの世界大戦間期と戦後の世界経済の流れをふまえ,国際通貨制度の変遷を簡
    潔にまとめよ。また,外国為替相場の変動が貿易収支に与える影響について弾力性
    アプローチを用いて説明せよ。」の合格リポート原稿です。提出の際に若干修正を加えております。
    あくまで参考とし、補助教材などを参考にご自身で作成してください。
    丸写しでの提出はおやめください。誤字脱字など修正しておりません。あくまで、ご自身のリポートの参考としてお使いください

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     第一次大戦前の国際社会では、金本位体制という通貨制度が一般的であった。この制度は、国の貨幣価値の基準を金と固定する制度で、政府銀行が発行した紙幣と同額の金を保存し、金と紙幣を交換できる制度である。国際通貨制度しての金本位体制は19世紀後半以降に定着し、貿易赤字を解消する自動調整メカニズムという機能をもたらした。第一次大戦中に広く金の輸出が禁止されたが、大戦後に再度金本位制が再開された
     金本位制度は、世界大戦間期に起こった世界恐慌によって崩壊する。これに代わって導入されたのが、管理通貨制度である。この制度では、金の価値ではなく国の信用価値が貨幣の価値となる。これにより金という限りある資源の変動に左右されないメリットが産まれたが、金という共通したモノではなく国ごとの信用に貨幣価値基準が変更されたため、それぞれの貨幣価値を調整する相場制が導入されるに至った。
     戦後経済でまず導入されたのは、固定相場制である。これはブレストン・ウッズ体制と呼ばれ、米ドルを基軸通貨として各国の為替レートを固定し、そのドルは金と価値を固定したとした。そのため、この制度は間接的な金本位制や金ドル本位制とも呼ぶ。...

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