こちらは、2019年度~2022年度(過年度)のリポート課題です。
現在の課題、あるいは科目修得試験に向けて利用できる可能性がありますので、参考にしていただければ幸いです。
なお、丸写しはお控えください。
法学(科目コード:B11500) 課題1
以下の文章は、平成25年のある最高裁判例の一部である。憲法上、何の原則に関わるかを指摘した上で、なぜ問題とされたかを明らかにし、検討しなさい。
「父母が婚姻関係になかったという、子にとっては自ら選択ないし修正する余地のない事柄を理由としてその子に不利益を及ぼすことは許されず、子を個人として尊重し、その権利を保障すべきであるという考えが確立されてきて」いる。
〈ポイント〉
嫡出子と非嫡出子の違いが法定相続分において区別されていた時代の民法に関する設問であるが,最高裁が違憲判断をしたものとして重要な論点である。
なお,リポートをまとめるにあたっては,教科書の「指導書」の部分も必ず学習し,特に段落を考え,番号をふりなさい。
〈キーワード〉
法の下の平等,嫡出子と非嫡出子,法定相続分,法律婚主義,合理的な根拠
〈参考文献〉
憲法判例百選Ⅰ(第6版)
1.平成25年9月4日、非嫡出子の相続分を嫡出子の2分の1とする、民法第900条第4号の規定が違憲であるとの最高裁判所決定が下された。上記の規定に関しては、かねてより非嫡出子を不利益に扱う不...