社会・集団・家族心理(家族) 評価Aレポート
「青年期の我が子を育てる際の親の留意点について述べよ。」
社会・集団・家族心理(家族) 評価Aレポート
「青年期の我が子を育てる際の親の留意点について述べよ。」
思春期・青年期とは、子どもから大人へと身体が変化する第二次性徴が始まる頃をはじめとし、仕事に就いたり社会貢献を始めるまでの時期である。エリクソンのライフサイクル論では、青年期は「自我同一性VS自我同一性の拡散」とされ、自我同一性であるアイデンティティの獲得が発達課題になってくる。この時期に、アイデンティティの獲得ができないと、自分が自分でないような不安定で混乱した状態になる。この時期は子どもは学生から就職を経て社会人になったりすることで、親と今まで築いてきた「養育する親」と「養育される子ども」という関係性に変化が起きてくる。
まず、青年期を迎える子どもについてだが、今までは親から「養育される」側であり、親の統制下の子どもというポジションから、心も身体も大きく変化し、社会に出て収入を得たりしながら自立をしていく。エリクソンのライフサイクル論で青年期の発達課題であるアイデンティティの確立とされているように、第二次性徴による身体の急激な変化から、子どもはこれまでの自分との連続性を感...